ご自宅でカーテンの裾上げを行う方法とオーダーカーテンの魅力


既製カーテンを購入されたとき、あるいは引っ越しや模様替えで別の窓にカーテンを使用されたいときなどに、カーテンの丈が長すぎてお困りのケースもあるのではないでしょうか。

そのような場合は、裾の長さを短くする「裾上げ」をされるとよいでしょう。難しいイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、ポイントを押さえておけばご自宅でも意外と簡単に対処できます。

そこで、今回はご自宅でカーテンの裾上げを行う方法をご紹介。さらには窓にぴったりのサイズをご注文いただける「オーダーカーテン」の魅力についても詳しく解説いたします。

裾上げの前に必要な3つの下準備

ご自宅でカーテンの裾上げを行う際には、以下でご紹介する3つの下準備が必要です。下準備をされるかどうかで作業効率や仕上がりに差が出やすいため、必要な準備の詳細やポイントを事前にしっかりと把握しておきましょう。

【下準備その1】カーテンの丈の長さを決める

まずはカーテンの丈の長さを決めます。カーテンレールの左右(両端)にある固定ランナーを軸に、ランナーの穴から床までの長さを測りましょう。

その際は、窓の種類によって以下のように丈の長さを調節することがポイントです。

掃き出し窓の場合

  • ドレープカーテン:上記で測った長さ-1cm程度
  • レースカーテン:上記で測った長さ-2cm程度

窓の最下部が床近くまである掃き出し窓の場合は、本来の長さよりもほんの少しマイナスするのが一般的です。そうすることで生地が床に擦れて痛むことを防げるだけでなく、美しいドレープラインが出て見栄えも良くなります。

ただし、WARDROBE sangetsuでお届けしている天然素材のカーテンの場合は「床にぴったりの長さ」がおすすめです。天然素材の生地は伸縮しやすいため、その性質を考慮して以下のようにオーダーされるとよいでしょう。

天然素材のカーテンの場合

  • ドレープカーテン:上記で測った長さ
  • レースカーテン:上記で測った長さ-1cm程度

腰高窓の場合

  • ドレープカーテン:ランナーの穴から窓枠までの長さ+15cm程度
  • レースカーテン :ランナーの穴から窓枠までの長さ+14cm程度

窓の下部分が腰の位置程度である腰高窓の場合は、実寸よりも長めに調節しましょう。カーテンが窓をしっかりと覆うほうが見栄えが良いことはもちろん、外からの光漏れや熱気・冷気の侵入を防ぐ効果も期待できます。

【下準備その2】アイロンがけをする

窓に適切な長さがわかったら、余分な部分をカットする前にカーテン全体にアイロンがけをしておきましょう。生地にシワやたるみがあると切断口が曲がってしまう恐れがあるため、ひと手間ですが忘れずに行うことが大切です。

その際に注意したい点が、カーテン生地の表示を確認し、アイロンを適切な温度に設定すること。生地によっては高温だと痛みやすい場合もあるため、その場合は低温でかけたり当て布をしたりなど慎重に取り扱いましょう。

【下準備その3】縫い代幅を決めてカットする

アイロンがけをしたら余分な生地をカットしますが、その際には裾上げの「縫い代幅」を決めたうえで裁断をしましょう。縫い代幅とは裾を折り返して縫ったりテープを貼ったりする部分のことで、裾上げの方法にかかわらず忘れずに残しておく必要があります。

縫い代幅のおすすめは、【下準備その1】で決めたカーテンの丈の長さに10cm程度プラスした長さです。折り返しを多めに取ると裾部分の重さでカーテンが安定しやすくなり、美しい仕上がりにつながります。

カーテンを裾上げする2つの方法

下準備が終わったら、いよいよ裾上げ作業です。ここでは、ご自宅で簡単にできるカーテンの裾上げ方法を2つピックアップいたしました。

必要な道具を揃え、さらには手順をきちんと押さえてから裾上げを行うことでスムーズに作業を進められます。ただし、失敗のリスクはゼロではないため、あくまでも自己責任のうえで裾上げにチャレンジされてみてください。

裾上げテープで裾上げする

カーテンの裾上げをご自宅で行う場合の最も一般的な方法が、裾上げテープを利用したやり方です。アイロンで接着するため縫う作業が必要なく、裁縫が苦手な方にも向いています。

裾上げテープで裾上げする手順

  1. 下準備で決めた長さでカーテンの裾を折り返し、アイロンで折り目を付ける
  2. 折り返した部分にカーテン用や布用の裾上げテープを貼る
  3. 当て布をしてアイロンで装着して完成

ちなみに、裾上げテープはホームセンターや手芸用品店、オンラインショップなどでご購入いただけます。テープの種類によって強度や色が異なるため、カーテンの厚さやカラーに合わせて選ぶとよいでしょう。

ミシンや手縫いで裾上げする

見栄え良く丈夫に仕上げたい場合には、ミシンでの裾上げがおすすめです。難しい印象があるかもしれませんが、直線縫いをするだけなので初心者の方も簡単にチャレンジできます。

ミシンで裾上げする手順

  1. 下準備で決めた長さでカーテンの裾を折り返し、アイロンで折り目を付ける
  2. 縫い代を待ち針で仮止めする
  3. ミシンで直線縫いをして完成

もしもミシンをお持ちでない場合には、手縫いで裾上げを行うことも可能です。アイロンで折り目をつけてマチ針で仮止めをしたら、「流しまつり縫い」によって裏側の三つ折りにした生地を表側の生地と縫い合わせましょう。

流しまつり縫いのやり方

  1. 縫い代の裏側から針を出し、表布の繊維2~3本程度を針先で引っかけるようにしてすくう
  2. 縫いしろの裏側から斜めに針を出す
  3. ①~②を繰り返す

流しまつり縫いで手縫いをすると、表から見たときに縫い目がほとんど目立ちません。布をすくう間隔を均等にすると、よりきれいに仕上がります。

「オーダーカーテン」なら理想のサイズでのご注文を実現

上記写真の商品はこちら>

ご自身での裾上げに不安を感じる、あるいは裾上げをするのではなく最適なサイズのカーテンを新調したいとお考えの場合には、オーダーカーテンを検討されてみてはいかがでしょうか。オーダーカーテンなら、ご自宅の窓のサイズにぴったりと合うカーテンでお部屋をおしゃれにコーディネートできます。

なかには、「オーダーカーテンは高額で敷居が高い」とお考えの方もいるかもしれません。確かに既製品と比べると価格が割高に設定されていますが、その分生地のクオリティは高く、カラーやデザイン、縫製など細部にまでこだわった上質なカーテンをご購入いただけます。

オーダーカーテンの相場は?>

ちなみに、WARDROBE sangetsuではカーテンの生地サンプルを5枚まで無料でお取り寄せいただくことが可能です。

まずはオンラインショップで商品をご覧いただき、気になるものがありましたらお気軽にサンプルをお取り寄せください。実際の色や素材感、光の通し方をお確かめいただくことで、理想のカーテンを見つけやすくなります。

サンプルのお取り寄せはこちら>

細部までこだわりたい方はオーダーカーテンのご検討を

カーテンの丈が長すぎる場合、テープを用いる方法や、ミシンや手縫いなどの方法で裾上げできます。ただし仕上がりには個人差があり、一度カットした生地は元に戻せないなどのリスクがあることは否めません。

その点オーダーカーテンであれば、最適なサイズに指定できることはもちろん、縫製の美しさや生地の耐久性にも優れたカーテンをご注文いただけます。おしゃれなカラーやデザインも豊富に揃っているので、細部までこだわりたい方はぜひオーダーカーテンをご検討ください。

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