突っ張り棒でカーテンを設置するメリットや取り入れ方のヒント


「カーテンレールがない場所にカーテンを付けたいけれど、壁に穴を開けたくない」という場合には、突っ張り棒を利用する方法がおすすめです。突っ張り棒には収納棚や仕切りに使用する、フックと組み合わせて物を掛けるなどさまざまな活用方法がありますが、実はカーテンレールの代わりとしてもご活用いただけます。

そこで、今回は突っ張り棒を用いてカーテンを取り付けるメリットや活用アイデア、さらには突っ張り棒の選び方や取り付け方法をご紹介。ぜひレールがない場所にもカーテンを取り入れて、より快適でおしゃれなお部屋に仕上げてみてはいかがでしょうか。

突っ張り棒をカーテン設置に活用するメリット

突っ張り棒をカーテン設置に活用する魅力は、カーテンレールがない場所にもカーテンを取り入れやすいこと。カーテンレールを取り付ける場合のように壁に穴を開ける必要がないため、賃貸住宅でもお気軽にカーテンを取り付けていただけます。

また、低コストであることもうれしいメリットです。突っ張り棒やカーテンリングなどのアイテムはすべて100均やホームセンターなどで揃えられるため、レールを取り付けるよりも少ない費用でカーテンを設置できます。

さらに突っ張り棒のサイズ展開も多く、さまざまなスペースに取り入れていただきやすいでしょう。取り外しや位置を変えることも簡単にできるので、用途やシーンに合わせて多様に活用できる点もおすすめしたいポイントです。

突っ張り棒を用いたカーテンの活用アイデア3選

突っ張り棒はある程度の長さ調節が可能なので、窓以外にもさまざまな場所に取り付けられます。以下でご紹介するアイデアを参考に、ご自宅のなかで突っ張り棒を用いたカーテンの活用場所を探してみてはいかがでしょうか。

1.カーテンレールのない小窓をおしゃれにアレンジ

突っ張り棒があれば、カーテンレールがついていない小窓にもお気軽にカーテンを取り入れていただけます。小窓の形状は横長や縦長などさまざまですが、突っ張り棒の長さを調節することでジャストサイズに利用できる点がうれしい魅力です。

ぜひお好みのカフェカーテンやファブリックなどで、小窓のおしゃれなコーディネートをお楽しみください。あえて窓全体を隠さないようにカーテンの丈を調節するアレンジや、ほどよく光を取り入れられるようにレースカーテンや薄手のカーテンを合わせるスタイルもおすすめです。

2.収納スペースやクローゼットなどの目隠し用に

収納の目隠しとしても、突っ張り棒カーテンは最適です。消耗品をストックすることが多いトイレや洗面所といった水回りのスペース、さらには生活用品が散在しやすいリビングの収納棚に取り付けると、なかの物が目に触れることをおしゃれに防げます。

また、扉がないと家電などの配線も目立ちやすいですが、カーテンによってしっかりと隠せるためスッキリとした印象に。押し入れやクローゼットの片方(上段・下段)のみを隠したい場合にも、突っ張り棒カーテンを用いることでイメージ通りに仕上げられます。

なかには、あえて収納スペースの扉を外して突っ張り棒カーテンを取り付けるという上級テクニックも。お気に入りの色や柄でアレンジを効かせることで、目隠しの機能を果たしながらもインテリアのアクセントとしてもお楽しみいただけます。

3.空間を仕切りたい場所に設置する

空間の間仕切りがしやすいことも、突っ張り棒カーテンならではの魅力です。ひとつのお部屋を分けたい場合、さらにはお部屋とお部屋をやんわりと区切りたい場合など、扉や壁がない場所での仕切りとしてご活用いただけます。

もしもユニットバスの場合には、浴槽と脱衣スペースの境目に突っ張り棒を設置してシャワーカーテンを取り付けてもよいでしょう。その場合には大きなサイズのカーテンを取り付ける必要があるため、重さに耐えられる強力な突っ張り棒を使用すること、そして撥水加工のシャワーカーテンを選ぶことがポイントです。

突っ張り棒を選ぶ際に注目したい2つのポイント

さまざまなシーンで活用できる突っ張り棒カーテンですが、上手にアレンジするためには用途に合う突っ張り棒を選ぶことが大切です。あらかじめ設置場所や取り付けたいカーテンを決めておくと、突っ張り棒を購入後に「長さが足りない」「カーテンの重さに耐えられない」といった失敗を防げます。

以下でご紹介する2つのポイントに注目しながら、最適な突っ張り棒を選びましょう。

【ポイントその1】設置場所とカーテンサイズに適した長さ・太さかどうか

まずは設置場所の幅を計測し、適した長さの突っ張り棒を選ぶことがポイントです。その際は、ポールを最大に伸ばした長さが取り付けるスペースの幅にぴったり合うのではなく、少し長めのものを購入するように注意しましょう。

ポールの重なりが多いほうが強度は上がるとされているため、余裕のある長さのタイプがおすすめです。また、シャワーカーテンや間仕切りに使うような大きなカーテンの場合は、より強度が高い太めの突っ張り棒を選ばれるとよいでしょう。

【ポイントその2】耐荷重はカーテンの重さをカバーしているか

重さのあるカーテンを取り付けたい場合には、突っ張り棒の耐荷重もチェックすることが大切です。耐荷重はポールの長さや太さ、構造によって異なるため、カーテンの重さに耐えられるかどうかを事前にしっかりと確認しましょう。

もしも不安な場合は、突っ張り棒の端に補強金具や滑り止めシートを付けるなど工夫をされると落ちにくくなります。そのような対策をしても落ちやすい場合には、突っ張り棒が正しく取り付けられているかを改めて確認してみることもひとつの方法です。

突っ張り棒にカーテンを取り付ける方法は?

突っ張り棒とカーテンを組み合わせる方法としては、「ポールをカーテンに通す方法」と「ポールにカーテンを吊るす方法」の2パターンがあります。ちなみに、吊るす場合にはクリップ付きのカーテンリングの購入が別途必要です。

それぞれの具体的な取り付け方をチェックして、どちらの方法で突っ張り棒カーテンを取り入れるのかを検討されてみてください。

ポールをカーテンに通す方法

市販のカーテンのなかには、生地の上部にポールを通せる穴が開いているものや筒状になっているタイプがあります。そのようなカーテンを選べば、穴や筒の部分に突っ張り棒を通すことで簡単に取り付けられます。

もしもお好みの布をカーテンにアレンジされたい場合は、上部の布を折ってポールが通るくらいの空洞を作り、折り目を縫い合わせるとよいでしょう。より時短に仕上げたい場合には、折り目を布用の接着剤でくっつける方法がおすすめです。

ポールにカーテンを吊るす方法

取り付けたいカーテンや布に穴を開けたり縫い合わせたりされたくない場合には、ポールにカーテンを吊るす方法が向いています。クリップ付きのカーテンリングを準備しておき、クリップに生地を挟んでリングにポールを通すスタイルでカーテンを取り付けましょう。

単に挟んで吊るすだけなので、カーテンや布を傷つけずに仕上げられます。また、もしもカーテンや布の丈が長すぎる場合でも、この方法であれば生地を折り返して丈を調節しやすい点も魅力です。

カーテンクリップの使い方について>

突っ張り棒×カーテンで手軽にお部屋のイメージチェンジを

突っ張り棒を用いれば壁を傷つける恐れがなく、低コストでカーテンを取り付けられます。簡単に取り外しができるため、季節や気分に合わせてカーテンの色や柄を変えても素敵です。

もしも大きなサイズや重さのあるカーテンを用いる場合には、慎重に突っ張り棒を選ぶことはもちろん、落下防止アイテムも合わせてチェックされるとよいでしょう。ぜひ設置場所やお部屋の雰囲気に合う突っ張り棒カーテンで、手軽なお部屋の模様替えをお楽しみください。

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