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カーテンの測り方をおさらい!正しいサイズを選ぶポイントを解説


カーテンは、窓にぴったりなサイズを選ぶことが大切です。窓よりも小さなサイズのカーテンだと、隙間から部屋の中が見えてしまう恐れがあります。逆に大きすぎる場合は生地が床に垂れて汚れやすくなり、不便に感じることもあるでしょう。

そこで今回は、カーテンサイズの正しい測り方や、測る際の注意点を詳しく解説していきます。ジャストサイズのカーテンを選んで快適に過ごすことができるよう、上手に測るポイントをチェックしていきましょう。

カーテン購入時はサイズを測ることが大切

カーテンを購入する際に、サイズを測っていなかったり、適当なサイズ感の製品を選んだりしてしまうと、さまざまなデメリットが起こります。

たとえば、カーテンの丈が長すぎて足が引っかかったり、カーテンの下部が擦れて汚れたり、サイズが小さすぎて目隠しや遮光性などの機能が発揮されないといったことが考えられます。また、見た目が悪くお部屋の雰囲気を損なうことにもつながるでしょう。

既製品を購入する場合も、オーダーカーテンを注文する場合も、カーテンを購入する際はしっかりと正しいサイズを測ることが大切です。

カーテンのサイズを測る際はメジャーを準備

カーテンのサイズを測る前に、メジャーとメモ帳、脚立または踏み台を準備しておきましょう。より正確にサイズを測るために、メジャーは曲がりづらく、長さが十分にあるものを使うのがおすすめです。メジャーは上から下へ垂らすのではなく、下から上に伸ばした方が測りやすくなります。

WARDROBE sangetsuでは、生地のサンプルをお取り寄せいただいたお客様に、サイズが測りやすい仕様の簡易メジャーをプレゼントしています。カーテンを購入される際には、ぜひご活用ください。

カーテンサイズを正しく測る4つのステップ

最適なカーテンサイズを調べる方法は、実はとてもシンプルです。「横幅」と「丈」を正しく測れば、取りつけたい窓にジャストなカーテンのサイズがわかります。

ただし、カーテンレールやフックの違いによって幅の測り方が異なる、レースカーテンの丈を決める際にコツがいるなどの注意点もあります。以下でご紹介する4つのステップを参考にしながら、慎重にカーテンサイズを測っていきましょう。

【ステップ①】幅(巾)を測る

最初のステップは、幅(巾)の採寸です。窓の幅ではなく、カーテンレールの幅を測りましょう。

具体的には、カーテンレールの両端にある固定ランナー(フックを引っ掛ける部分)の穴から穴までの長さをメジャーで採寸します。2つ山(1.5倍ヒダ)や3つ山(2倍ヒダ)を希望する場合は、測ったサイズに5~7%プラスした長さが適切なカーテンの横幅です。ヒダを取らないヒダを取らないフラット仕上げを希望する場合は、1.2~1.3倍した長さをおすすめします

ちなみに、カーテンには片開きと両開きがあり、両開きを希望する場合は1つの窓に2枚のカーテンを取り付けることになります。カーテンを取り付ける枚数によって、注文方法が異なる場合があるので覚えておきましょう。

【ステップ②】丈(高さ)を測る

幅を測り終わったら、丈(高さ)の採寸です。幅と同様に、カーテンレールの端にある固定ランナーを軸として、穴の下端から床(腰高窓の場合は窓枠の下端)までの高さを測ります。

その際、窓の種類によって以下のように丈の長さを調整しましょう。

掃き出し窓の場合


WARDROBE sangetsuおすすめサイズ

ドレープカーテン 床までの高さ
レースカーテン 床までの高さ -1㎝程度

WARDROBE sangetsuでは天然素材の伸縮を考慮し、ドレープカーテンは「床までの高さ」、レースカーテンは「床までの高さ-1cm」をおすすめしています。

伸縮の少ないポリエステルのカーテンをお選びの場合は、床に擦れないような床上の仕上り丈もおすすめです。その場合、ドレープカーテンを「床までの高さ -1㎝程度」、レースカーテンを「床までの高さ -2㎝程度」にてお選びください。

腰高窓の場合

WARDROBE sangetsuおすすめサイズ

ドレープカーテン 上記で測った長さ +15~20㎝程度
レースカーテン 上記で測った長さ +14~19㎝程度

腰高窓の場合は、窓枠が隠れる長めのカーテンだと、見栄えをよくする効果が期待できます。そのため、上の表で記載した長さを、測った際の長さにプラスするのがおすすめです。

【ステップ③】フックの種類をチェック

カーテンフックには「Aフック」と「Bフック」の2種類があり、レールの種類や窓回りに合わせて選ぶ種類を変えます。では、AフックとBフックの違いについて、以下の表で見ていきましょう。

Aフック Bフック
カーテンを取りつける位置 レールの下(レールが見える) レールの正面(レールが隠れる)
特徴 ほとんどのレールに使用できる 光の漏れが少ない

取りつける位置やカーテンの生地の長さは異なりますが、AフックとBフックは実は同じもの。フックのひっかけ部分が上の方にあるか下の方にあるかの違いだけなので、AフックもBフックもカーテンの丈(高さ)の測り方は同じです。

ただし、オーダーカーテンにする場合は、フックの指定を間違えると窓に合わないことがあるため注意しましょう。また、Bフックはレールの種類や取り付け方によって、開け閉めしにくくなる可能性があります。たとえば、レールが天井に付いている場合はカーテン上部が天井にぶつかってしまい、開閉しにくくなることも。

フックの高さを調整できるアジャスターフックなら、多少丈の長さを調整できますが、見た目が悪くなったり、レールの部品にぶつかったりする恐れもあるので、過度な信頼は禁物です。

レールや窓まわりの環境をきちんと確認したうえで、フックの種類を決めるようにしましょう。迷ったら、ほとんどのレールに使用できるAフックを選ぶことをおすすめします。

【ステップ④】レースカーテンのサイズを決める

上記写真の商品はこちらから>

レースカーテンはドレープカーテンとダブルで吊るケースが多いですが、後ろに吊るレースカーテンの丈はドレープカーテンよりも短めにするのが一般的です。2つの丈を同じにすると、下からレースカーテンが見えてしまうため見栄えがよくありません。

目安としては、ドレープカーテンよりも1㎝~2㎝短い寸法で注文することで、レースカーテンを綺麗に内側におさめられます。

幅は特に調整する必要がないため、ドレープカーテンと同じサイズにしましょう。

カーテンサイズを測るときに注意したい8つのポイント

カーテンサイズの基本的な測り方をご紹介しましたが、カーテンを設置する場所やレールの種類、窓の形などによって、測り方やフックの選び方が変わることがあります。

ここでは、カーテンサイズを測る際に注意したい8つのポイントを詳しくご紹介していきます。

【ポイント①】今使用しているカーテンでサイズを測らない

カーテンのサイズを測る際に、今使用しているカーテンを直接測ればよいのではと考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実際に使用しているカーテン生地の長さと注文する際のサイズは異なります。正確な注文サイズを測ることができないため、丈が長すぎたり短すぎたりといった注文ミスにつながってしまいます。

カーテンのサイズを測る際は、必ずカーテンレールを基準にして測ることが大切です。

【ポイント②】横幅はゆとり分を計算して注文する

カーテンは、ピンと張った状態だと元に戻ろうとする力が働いて、しっかり閉まらずに隙間ができてしまう場合があります。測った寸法そのものが間違っていることもあるでしょう。そのため、横幅は測ったサイズではなく、7%(測った数字の1.07倍)ほどのゆとり分を計算して注文することもポイントです。

ただし、お店側でゆとり分を計算してくれるなど、具体的なオーダー方法はお店によって異なる場合があるため、事前に確認してから注文することをおすすめします。

【ポイント③】用途に合わせて丈の長さは調整する

カーテンの丈の長さは、窓周りのインテリアや用途に合わせて調整した方がよい場合もあります。たとえば、腰高窓のすぐ下に家具が置いてある場合は、前述のように丈を長めにするのではなく、カーテンが家具にぶつからないように少し短めに調整すると、見た目がすっきりと美しくなります。

ただしあまりに短くしすぎると、日差しで家具が変色してしまう可能性もあるので注意しましょう。もちろん、掃き出し窓と同様、床に擦らない程度の長さのカーテン丈にするのも問題はありません。

また、遮光性の高いカーテンを使う場合は、カーテンと床の隙間から漏れる光が気になることもあります。そのようなときは、床にぴったりと沿うくらいの丈にするのもひとつの方法です。

【ポイント④】装飾レールの場合

カーテンレールには、機能性レールと装飾レールの2種類があります。機能性レールはよく見かけるアルミ製や樹脂製のタイプで、装飾レールはデザイン性の高いポールタイプのものです。

装飾レールの測り方

装飾レールには両端に装飾キャップが付いています。幅を測るときはキャップの付け根から測ることがポイント。機能性レールのように両端の固定ランナーの穴から穴までの長さを測ったり、キャップを含めて測ったりすることがないように注意しましょう。

レールの長さを測ったら、そのサイズに5%~7%プラスした長さのカーテンを選びます。少し長めの幅にすることで、カーテンを閉めたときに生地が少し波打つような、ゆとりのあるスタイルを実現できます。

注意しなければいけないのが、機能レールと装飾レールが段違いになっていて、レールの高さが前後で異なる場合です。そのような場合は、両方のレールで丈を採寸する必要があります。

フックの選び方

装飾レールはインテリア性が高いため、ドレープカーテンはレールを隠さないAフックが適しています。

ただし、イラスト左のようにレースカーテンのみ機能性レールの場合は、レースカーテンをBフックにしてレールを隠しても構いません。もちろん、気にならない場合はドレープカーテンと同様にAフックを選ぶとよいでしょう。

【ポイント⑤】ハトメカーテンやタブカーテンの場合

ハトメカーテンやタブカーテンといった、フックを使用しないタイプのカーテンを取り付ける場合も、丈の測り方に注意が必要です。ハトメカーテンはカーテンにあいている穴にレールを通すタイプ、タブカーテンはカーテンに付いているタブにレールを通すタイプです。

フックを使わずに取り付けるカーテンの場合は、装飾レールのレール部分の上端からの高さを測るようにしましょう。

【ポイント⑥】出窓のカーテンを測る場合

出窓とは、壁から飛び出るような造りの窓のことです。レールの形状や付き方によって、カーテンサイズの測り方やフックの選び方が異なります。

カーテンレールが「正面付け」の場合の測り方

カーテンレールが出窓の上の壁の正面に付いている「正面付け」の場合は、腰高窓と同様の方法で採寸します。幅はレール両端にある固定ランナーの穴から穴まで、丈は固定ランナーの穴から窓枠の下端までの長さです。

仕上り幅と仕上り丈に関しては、以下の表をご参照ください。

仕上り幅 レールの長さ×1.05~1.07
例)100㎝×1.07=107㎝
仕上り丈 測った長さ+15~20㎝
※レースカーテンはドレープカーテン-1㎝
例)ドレープカーテン:100㎝+15㎝=115㎝
レースカーテン:115㎝-1㎝=114㎝

フックは、AフックとBフックどちらでも問題ありません。カーテンレールの種類や部屋におけるバランスを見ながら、好みのタイプを選びましょう。

カーテンレールが「天井付け」の場合の測り方

出窓の窓枠の内側にカーテンレールが付いている「天井付け」の場合は、幅の測り方が特殊です。左右の一番端にある固定ランナーの穴の距離を、レールのカーブに沿って測ります。

丈を測る際は、カーテンの裾が窓枠にかからないように長さを調整する必要があります。具体的な調整方法は以下をご確認ください。

仕上り幅 レールの長さ×1.05~1.07
例)100㎝×1.07=107㎝
仕上り丈 固定ランナーの穴から窓台までの長さを測り、そこから1㎝~2㎝程度マイナスする
※レースカーテンはドレープカーテン-1㎝
例)ドレープカーテン:100㎝-1㎝=99㎝
  レースカーテン:99㎝-1㎝=98㎝

天井付けの場合、フックはAフックが適しています。Bフックを選んでしまうと、カーテン上部が天井に当たって開閉しづらくなってしまう可能性があるためです。

また、なかには正面付けと天井付けの両タイプのレールが付いているケースもあります。その場合はそれぞれの方法で幅と丈の長さを測って、適切なサイズを把握することが大切です。

【ポイント⑦】カーテンレールがない場合

新築など、まだカーテンレールが付いていない状態で、早めにサイズを測ってカーテンを準備しておきたいケースもあるでしょう。あるいは、もともとカーテンレールが付いていない窓にカーテンを取り付けたい場合もあるかもしれません。

しかし、カーテンレールがない状態で適切なサイズを測ることは困難です。カーテンサイズは窓枠ではなくカーテンレールで長さを測るため、レールなしの状態では正しく採寸できません。

無理にサイズを測ろうとせず、カーテンレールを取り付けることから始めましょう。不動産屋さんや業者さんに相談しながらレールの種類や取り付け位置を決定し、実際に取り付けが完了してからカーテンサイズを測ることをおすすめします。

【ポイント⑧】シェードのサイズを測りたい場合

ドレープカーテンやレースカーテンではなく、コードなどで上下に開け閉めする「シェード」を取り付けたい場合も考えられます。シェードは複数の取り付け方があり、それぞれサイズの測り方が異なるため、注意が必要です。

正面付け(窓枠の外側に取り付け)の場合

腰高窓や出窓で正面付けをする場合、横幅は窓枠の外側の長さを、丈はシェードを取り付ける位置の上部から窓枠の下部までを測ります。注文サイズは、横幅と丈ともに5cm~10cmほどプラスすると、光漏れを防げます。

掃き出し窓にシェードを取り付ける場合は、床までの長さを測り、マイナス1cmしたものが注文サイズです。横幅は、腰高窓などと同じ方法で測ります。

正面付けの際に注意したいのが、窓枠から壁までの奥行きです。窓枠が壁から1cm以上出ている場合、シェードの生地や操作部が、窓枠にぶつかってしまいます。ブラケットスペーサーと呼ばれるアイテムの用意が必要なことに注意しましょう。

天井付け(窓枠の内側に取り付け)の場合

天井付けの場合は窓の種類に関わらず、横幅は窓枠の内側の長さを測ります。丈は、腰高窓なら窓枠の内側、掃き出し窓は窓枠の内側上部から床までの長さ、出窓は窓台までの長さを測りましょう。

注文サイズは、腰高窓と掃き出し窓は横幅・高さともに1cmほどマイナスします。出窓の場合は、横幅は-1cm、高さは測ったままで問題ありません。

カーテンレールに取り付ける場合

カーテンレールに専用の部品を使用すれば、シェードを取り付けられます。窓の種類に関わらず、サイズの測り方は一般的なカーテンと同じです。

また、シェードを取り付ける位置から、床までの高さも一緒に測っておきましょう。コードの長さを決める際に必要になります。

窓に合わせたサイズが欲しい場合はオーダーがおすすめ

カーテンには、幅100cm×丈135cmや幅100cm×丈178cmなど、一般的な窓のサイズに合わせて作られた既製品も多いです。ただし、既製品では取り付けるのが難しい、特殊なサイズや形状の窓があるお家もあるでしょう。

そのような窓にきれいにカーテンを取り付けたい場合は、幅や丈を指定できる、オーダーカーテンがおすすめです。窓に合うサイズで、なかなかインテリアとマッチする製品が見当たらないといった場合も、オーダーカーテンならぴったりなカーテンを見つけることができます。

カーテン選びはサイズを測るところからスタート

カーテン選びにはデザインや機能性も大切ですが、まずはサイズを把握することがポイントです。ここでご紹介した測り方を参考に、それぞれの窓に合った適切なサイズのカーテンを選びましょう。

ただし、せっかく好みのデザインや機能のカーテンが見つかっても、既製品だと自宅の窓に合うサイズがない場合も。そのような際は、無理に既製品にこだわらず、オーダーカーテンを選択するのもおすすめです。

WARDROBE sangetsuでは、サンプル生地をお取り寄せいただいた方に簡易メジャーをプレゼントしております。ぜひご活用ください。

カーテンにはさまざまな選択肢があります。柔軟に考えながら、自宅の窓にぴったりなものを選ぶようにしましょう。

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