コットンとは?カーテンに使用されているコットンの特徴と性質


カーテンの素材には、ポリエステルやアクリル、麻、ウールなどさまざまな種類があります。コットンもそのうちのひとつで、カーテンだけではなく、衣類などファブリック製品全般に多く使われている、とても身近な素材です。

しかし、コットンがほかの素材とどう違うのか、どのようなメリットがあるのかを把握した上で選んでいる方は、そう多くはないかもしれません。

そこで今回は、コットンの特徴や性質について詳しく解説します。コットンを生活に取り入れる魅力を知り、カーテンの素材選びに役立てましょう。

コットンとは?

コットン(cotton)とは、綿(ワタ)の種から取れる「種子毛(しゅしもう)」と呼ばれる天然の繊維です。種子毛は種の周りに生えている白くふわふわとした部分のことで、その繊維を用いてコットン素材は作られています。

世界中で活用されている人気の素材ですが、コットンは主にどこで栽培され、どのようにして私たちの生活になじんできたのでしょうか?以下では、コットンの歴史や生産国に関する基礎知識をご紹介します。

コットンの起源

実はコットンの歴史は古く、数千年も前から世界で栽培・使用されてきた素材です。インドが原産国で、その後インドから中国、中国から日本へと伝わったと考えられています。

ただし、メキシコがルーツともいわれるなど、起源についてはさまざまな説があるようです。

日本におけるコットンの歴史

日本に綿が伝来したのは8世紀末といわれており、それ以来、ちらほらと綿の需要が高まっていきます。室町時代中期頃には、コットンの優れた機能性が「兵衣」に最適であることから、戦国大名たちの間で人気の素材となりました。

そして、明治時代から綿を生地に使用したカーテンが流通し始めます。当時、コットンはまだまだ高級品で庶民は手に取りづらい素材でしたが、江戸時代に絹織物の着用が禁じられて以来、急速に普及していきました。

そのようにしてコットンは庶民の生活に深く浸透し、現在ではとてもなじみのある素材として、さまざまな用途に活用されています。

コットンの生産国は?

現在、コットンは世界のおよそ90ヶ国で栽培されており、産地によってさまざまな品種が作られています。なかでも生産が活発な国はインド・中国・アメリカで、他国を圧倒的に上回る生産量を誇ります。

繊維の長さにおけるコットンの分類について

コットンに関する基礎知識を把握したところで、ここからはコットンの性質についての理解を深めていきましょう。

コットンについて深く知る上で知っておきたい点が、繊維の長さによる違いについてです。繊維の長さは大きく分けると「短繊維綿」「中繊維綿」「長繊維綿」の3種類で、繊維が長いほどコットンの等級が上がります。

長さによってどのような違いがあるのか、以下でそれぞれの種類における特徴や用途について見ていきましょう。

短繊維綿

繊維の長さが10~20㎜程度のコットンは、短繊維綿と呼ばれます。主にインドやパキスタンなど、南アジアで生産されている「デシ綿」と呼ばれるコットンが代表的です。

この短繊維綿は少し毛羽があり、やわらかく、優れた弾力性を持っています。その特徴を活かして、布団綿や脱脂綿などに多く使用されています。

中繊維綿

繊維の長さが22~28㎜程度のコットンは、中繊維綿と呼ばれます。現在流通しているほとんどのコットンは中繊維綿で、特にメキシコ原産の「アップランド綿」が主流です。

中繊維綿は育てやすく、さまざまな用途で活用しやすい点が魅力です。そのため、Tシャツやジーンズ、タオルなど、コットン製品の大半に使用されています。

長繊維綿

繊維の長さが29~38㎜程度のコットンは、長繊維綿と呼ばれます。生産量が全体の5%と大変希少な種類で、特に「スビン(SUVIN)」・「ピマ(pima)」・「スーピマ(supima)」・「エジプト綿」が有名です。

長繊維綿の特徴は、なめらかで上質な光沢感があること。まるでシルクのような風合いがあり、綿のなかでは一番の高級品として取り扱われています。

コットンの持つ3つの特徴

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続いてご紹介するのは、コットンの機能性やデザイン性についてです。コットンには、主に以下の3つの特徴があります。

【特徴その1】やさしい肌触り

コットンの魅力は、なんといってもそのやわらかな肌触りです。肌を包んでくれるようなふんわりとした感触は、身も心も癒されるような、やさしい触り心地です。

また、コットン繊維の毛先は丸みを帯びており、チクチクとした刺激はほとんどありません。デリケートなお肌にも比較的安心して使える素材で、赤ちゃんの肌着にも多く使われています。

さらに、ほかの繊維に比べて電気抵抗が低いことから、静電気が発生しにくい点も大きなメリット。そのため、ホコリや汚れがつきにくく、清潔な状態をキープしやすい素材です。

【特徴その2】優れた通気性・吸湿性・保温性

通気性が高いことも、コットンが持つ魅力のひとつです。天然繊維ゆえに中が空洞になっているため、風通しがよく、サラサラな肌触りがキープされます。

その空洞があるおかげで吸湿性にも優れており、吸い取った水分を素早く外に排出する働きも。蒸れにくいため、下着のような直接肌に触れる衣服の生地にも多く使われています。

また、保温性が高い点もコットンのメリットです。湿気が多い夏の時期はさわやかに、寒い冬はあたたかく、季節を問わず使いやすい素材といえるでしょう。

【特徴その3】色・柄・デザインが豊富

コットンは、染料が持つアルカリ性に対して強く、染まりやすい性質を持っています。自由に染色しやすいことで、さまざまな色味や柄、デザインを楽しめる点が大きな魅力です。

発色性にも優れており、とても美しい色合いに仕上がる点も大きなメリット。そんなコットンの魅力を存分に味わっていただけるよう、WARDROBE sangetsuではオーダーカーテンやクッションなど、コットンを使用したオシャレな製品を多数取り扱っています。

オーガニックコットンのカーテンについて

コットンのなかには「オーガニックコットン」と呼ばれるタイプがあり、カーテン素材としての取り扱いも増えてきています。そこで、ここではオーガニックコットンの特徴や注意点について押さえておきましょう。

オーガニックコットンとは

オーガニックコットンとは、無農薬、あるいは最低限の農薬を使用して栽培されたコットンのこと。栽培時に使用する農薬や肥料に厳格な基準が設けられているだけでなく、生産から加工までのすべての工程において化学薬品の使用などを控えて製品化されています。

オーガニックコットンを使ったカーテンの特徴

オーガニックコットンを使用したカーテンは、天然の油分がキープされているために肌触りがとてもなめらかです。化学的なものによる悪影響の恐れもないため、赤ちゃんの過ごすお部屋やアレルギー体質の方の寝室などのカーテンにも適しています。

BTコットンと呼ばれるコットンも

実は、「農薬を使わずに作られたコットン=オーガニックコットン」というわけではありません。なかには土壌中の微生物の遺伝子を綿花に組み込んで、害虫の被害を防ぐ「BTコットン」と呼ばれるものもあり、農薬は使われていないものの、遺伝子組み換え種子によって作られています。

コットンには愛される理由がある

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コットンは、年齢を問わずどなたでも手に取りやすい人気の素材です。優れた通気性や吸湿性を持つなど、さまざまなメリットがあり、はるか昔から現在まで愛され続けています。

そのような魅力あふれるコットンをカーテン素材として取り入れれば、やわらかな質感でお部屋をやさしい印象に仕上げられるでしょう。また、色や柄のバリエーションが豊富なので、自分好みのカーテンを見つけやすい点もうれしいポイントです。

ぜひコットン素材の魅力に注目しながら、快適なお部屋作りを実現できるカーテン選びをお楽しみください。

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