遮光カーテンが持つ特徴とは? 等級の違いを理解してカーテン選びに役立てよう


朝日や西日がまぶしい、紫外線を避けたい、夜に外から室内の人影が見えることが気になる……。このような光に関する悩みをお持ちの方には、遮光カーテンが最適です。

しかし、遮光カーテンにはさまざまな等級があり、それぞれが異なる特徴を持っています。購入したいと思っても選び方がわからず、どのような種類にしたらいいのか迷っている方もいらっしゃるでしょう。

ここでは、遮光カーテンの効果や等級の違い、遮光カーテンを選ぶポイントを解説します。目的に合う遮光カーテンを選んで、より快適な暮らしを目指しましょう。

遮光カーテンの特徴とは

遮光カーテンは、外からの光を遮り室内を暗くするカーテンです。寝室やシアタールームに利用される方が多くいらっしゃいます。

普通のカーテンでも閉めるとお部屋は薄暗くなりますが、遮光機能を持つカーテンのほうが光を遮る性能が高く、昼間でもお部屋の明るさを調整しやすいです。

また、遮光効果以外にもメリットがあり、お部屋に取り入れれば快適さがぐんとアップします。以下で、遮光カーテンの持つ主な魅力を見ていきましょう。

紫外線をカット

太陽の光を遮る遮光カーテンは、UVカット効果に優れています。美容の大敵である紫外線からお肌を守れることはもちろん、家具や本などの色あせも防げる点が魅力です。

レースカーテンにUVカット効果があるものも多く販売されています。日常的に紫外線を防ぎたい場合は、UVカット効果のあるレースカーテンを併用しましょう。

レースカーテンなら日中も閉めていることが多いため、ドレープカーテンを開けていても紫外線を予防できます。また、紫外線でドレープカーテンの裏側が傷んでしまう恐れがありますが、UVカット効果のあるレースカーテンを窓側にかければ傷みを最小限に抑えられます。

プライバシーを守る

遮光カーテンには、室内の光を外に漏れにくくする効果があるため、夜に部屋の明かりをつけている時でも外から人影が見えづらく、プライバシーを守ることができます。

また、夜遅くまで明かりをつけていても、隣近所に迷惑をかける恐れがありません。外から明かりが見えないように配慮したいお部屋には、ぜひ遮光カーテンを取り入れましょう。

熱や冷気を通しにくい

遮光カーテンは生地が高密度のため、熱や冷気を通しにくいです。夏はお部屋の室温上昇を、冬は室温低下を防ぎ、冷暖房効率もアップします。特に西日がきついお部屋に遮光カーテンを取り入れれば、月々の電気代節約も期待できます。

遮光カーテンにおける3つの等級

遮光カーテンを選ぶ際には、等級について知っておくことが大切です。遮光カーテンの等級はNIF(日本インテリアファブリックス協会)による「JIS-L 1055A法(遮光性能試験方法)」によって定められており、1級~3級まで3段階あります。

等級によって特徴が異なるため、それぞれの違いをしっかりと把握しておくことがポイントです。各等級の特徴を比較しながら、お部屋の目的に合う遮光カーテンを見極めましょう。

【等級その1】遮光1級

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遮光1級とは、遮光率99.99%以上のカーテンのことです。外からの光をほとんど通さないため、昼間カーテンを閉めたお部屋の中で相手の顔の表情が分からない程度にまでお部屋を暗くできます。

遮光1級のカーテンはNIF法によってさらに5段階に細分化され、タグへの表記が義務付けられています。5段階それぞれの違いは以下をご確認ください。

遮光1級(A++)
生地からほとんど光を感じない状態
遮光1級(A+)
生地からわずかに光を感じる状態
遮光1級(A)
生地から光を感じますが、生地の織組織(糸の交差具合)や色はわからない状態
遮光1級(B)
生地から光を感じ、生地の織組織や色がわかる状態
遮光1級(C)
生地全体は薄明るく見えますが、人の表情は識別できない暗さ

A++からCまで分けられていますが、一番遮光率の低いCでも「昼間カーテンを閉めたお部屋の中で相手の顔の表情が分からない程度の暗さ」です。日差しの強い窓でもしっかりと遮光できるので、光をできる限りシャットアウトしたい方は遮光1級カーテンを選びましょう。

ただし、お部屋が暗くなりすぎて不便を感じるケースも考えられます。閉めると真っ暗になるので、朝でも電気をつけなければなりません。ライフスタイルや使用目的に合わせて、遮光1級レベルの遮光率を求めるかどうかを判断しましょう。

【等級その2】遮光2級

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遮光2級とは、遮光率99.80%以上99.99%未満のカーテンのことです。カーテンを閉めるとお部屋は暗くなりますが、人の顔あるいは表情の識別ができます。

太陽の光をほぼシャットアウトできる遮光1級とは異なり、遮光2級は朝日や西日などの強い光は通すレベルです。やわらかい日差しを適度に取り込めるので、真っ暗なお部屋が苦手な方には遮光2級カーテンが適しています。

また、遮光2級は遮光カーテンの中で最も需要が高いため、遮光1級よりもバリエーションが豊富です。たくさんの選択肢から選べるので、お部屋の雰囲気に合ったものを見つけやすいでしょう。

【等級その3】遮光3級

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遮光3級とは、遮光率99.40%以上99.80%未満のカーテンのことです。カーテンを閉めると、薄い暗がり程度までお部屋を暗くできます。

一般的なカーテンに比べると遮光効果はありますが、遮光カーテンとしては効果が最も低いタイプです。光をある程度通すため、遮光を期待する場合は1級か2級を選びましょう。

遮光3級のカーテンも、豊富なデザインが取り揃えられています。遮光1級は無地やシンプルなデザインが多いですが、2級や3級は色も柄もバリエーション豊かで選ぶ楽しみがあります。

よりデザインを重視して遮光カーテンを選びたい場合には、遮光3級がおすすめです。

遮像カーテンとの違い

遮光カーテンによく似た言葉に「遮像カーテン」があります。「遮像カーテン」は生地の目を細かく仕上げることで、お部屋の中を見えづらくするのが特徴です。「像を遮る」という文字通り目隠し効果が高く、昼夜を問わず外から部屋の中が見えづらくなる効果がありますが、室内側からも外の風景が見えづらくなってしまいます。

遮像カーテンには遮光カーテンのように光を遮る効果はないので、外からの視線は気になるものの、室内に光は取り込みたいお部屋などには最適です。

また、遮像カーテンと似た働きをする「ミラーカーテン」と呼ばれるものもあります。こちらは、「ブライト糸」と呼ばれる光沢のある糸を裏面に使用し、太陽光を鏡のように反射させることでお部屋の中を見えづらくするカーテンです。ただし、光がない夜などは目隠し効果が低くなってしまいます。

遮光カーテンの光漏れを防ぐためには

遮光1級のカーテンでも、実際に使っていると光漏れなどが原因で明るさを感じることもあるでしょう。そのような場合は、以下のポイントに注意することで光漏れを防ぐことができます。

カーテンのサイズは大きめを選ぶ

遮光カーテンは選び方を間違えると、カーテンの横や合わせ目から光が漏れてしまいます。特に遮光効果の高いカーテンは、お部屋が暗くなる分、漏れた光を眩しく感じてしまいがちです。

窓をしっかり覆うことができる、大きめサイズの遮光カーテンを選ぶと、隙間からの光漏れを防ぎ遮光性が高くなります。大きめのサイズのカーテンを選ぶ場合は、あえてカーテンを床に垂らすスタイルを楽しむのもおしゃれです。

腰窓に遮光カーテンを設置する際も、下の隙間からの光漏れを防ぐために、あえて長い丈のカーテンを床まで垂らしてみるのも良いでしょう。

カーテンの生地の色を濃くする

同じ等級であっても、カーテンの明度や色彩によって遮光の度合いが変わります。薄い淡い色は光を通しやすく、濃い暗い色は光を通しにくいです。また、色彩ではホワイトやオレンジの暖色系は光を通しやすく、ブルーなどの寒色系は色を通しにくい性質があります。

どのような色を選ぶかでお部屋の印象も変わるため、遮光性と雰囲気を意識しながら慎重に選びましょう。等級だけで判断せず、ショールームやサンプルで実際の透け感を確認して選ぶことがポイントです。

トップカバーをつけて上部の隙間をふさぐ

カーテンレールが窓枠のすぐ上に設置されている場合、カーテン上部の隙間から光が漏れてしまい、お部屋が明るく感じることもあります。

そのような場合は、トップカバーやカーテンボックスのように、カーテンレールを覆うことができる製品を後付けするのがおすすめです。トップカバーなどにはカーテン上部からの光漏れを防ぐだけでなく、断熱性が上がる、カーテンレール部の掃除が楽になるといった効果もあります。

カーテンをリターン仕様にする

カーテンの横から光が漏れている場合は、カーテンをリターン仕様にして光漏れを防ぐのもおすすめです。カーテンの両端のフックをカーテンレールの固定ランナーやリターン金具と呼ばれる金具に取り付け、カーテンをサイドまで回すことでリターン仕様になります。

リターン仕様にする際は、カーテンの横幅が短いとカーテン中央に隙間ができてしまうため、横幅や高さを長めにとって、窓全体を覆うようにしましょう。

また、カーテンによっては遮光機能だけでなく、防音や防炎などほかの効果も期待できる生地もあります。豊富な種類の中から最適なタイプを選ぶ際には、カーテンの目的や求める機能を明確にしておくとスムーズに選びやすいです。

カーテンの生地を2倍ヒダにする

ヒダとは、カーテンの上部にあるつまみ部分のことです。ヒダがあることでカーテンの生地が折れ曲がるため、コンパクトにたたむことができます。遮光性を高める場合は、このヒダにも注目してみましょう。

例えば、仕上がりの横幅が100cmのカーテンの場合、150cmの布を使ってカーテンを作れば1.5倍ヒダ、200cmの布を使えば2倍ヒダとなります。カーテンに使用する生地が増えるとゆったりしたドレープになり遮光性も高まるので、オーダーメイドカーテンで遮光性を高めたい場合は、2倍ヒダのカーテンにしてみるのもおすすめです。

裏地を後付けする

非遮光のカーテンや等級が低いカーテンを設置した後に、遮光性が物足りないと感じることもあるでしょう。そのような場合は、カーテンフックやクリップを活用して、簡単に着脱できる裏地を後付けするのがおすすめです。

裏地によって生地が2枚重ねになるため、断熱性や保温性のアップも期待できます。柄の入ったカーテンを使用している場合は、裏地が光を遮り、柄がきれいに見えるようになるのもメリットです。

遮光カーテンを使う際の注意点

光や紫外線を防ぐことができて便利な遮光カーテンですが、使用する際はデメリットも把握しておきましょう。

等級1級などの遮光性が高いカーテンは、お部屋によっては室内が暗くなりすぎてしまうことがあります。窓から漏れる太陽光で、朝は自然に目覚めたいと考えている方は、等級の低いものを選ぶなどの工夫が必要です。

また、加工の方法によっては、ヒダの形状がきれいに出づらい、黒い糸を織り込んでいて発色がグレーっぽいなど、重たい雰囲気のカーテンになってしまう場合も。軽やかな印象のカーテンを探している場合は、遮光性の高いカーテンは取り入れづらいかもしれません。

遮光カーテンは洗濯できる?

機能性が高い遮光カーテンも、通常のカーテンと同じようにお手入れや洗濯ができます。洗濯の前にはカーテンの洗濯表示を見て、家での洗濯が可能なのかを必ず確認しましょう。

ただし、裏地にコーティングを施した遮光カーテンのお手入れには注意が必要です。コーティングが剥がれることで、遮光性能が落ちてしまう可能性もあります。コーティングがされている側は特に、洗濯した後に乾いたタオルでしっかりと水分を拭き取るなどのケアが大切です。

日頃からこまめにほこりを落とすなど、しっかりとお手入れを行い、きれいな状態を長く保つように心がけましょう。

目的に合わせて遮光カーテンを活用しよう

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カーテンは、できるだけ長く愛用したいアイテム。おしゃれなデザインやカラーバリエーションに目が行きやすいですが、機能性にも注目して選ぶことが大切です。

今回ご紹介した遮光カーテンは、等級や色の違いで光の遮り方が異なります。それぞれの特徴を踏まえて、お部屋ごとに等級や色を使い分けてみてはいかがでしょうか。

例えば、ぐっすり眠りたい寝室には遮光1級のカーテン、リビングで遮光を取り入れるならば、ほどよく光を取り入れる遮光2級や3級のカーテンがおすすめです。トップカバーなどの工夫を取り入れつつ、お部屋の用途や使用シーンに合わせて、最適な遮光カーテンを利用しましょう。

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