和室にカーテンを付けたい方にメリットや選び方を徹底解説


カーテンは洋室だけでなく、和室の窓にも合うことをご存じでしょうか?

和室というと和の印象が強く、洋風なカーテンは合わないと感じる方もいるかもしれません。しかし、和室の雰囲気にマッチするカーテンはたくさんあり、カーテンをつけることは機能面においても大きなメリットがあります。

そこで今回は、和室にカーテンをつける魅力や、和室に合うカーテンの選び方をご紹介します。実際に取り付ける際の注意点にも注目しながら、ご自宅の和室に最適なカーテンを選んでみましょう。

和室にカーテンをつける3つのメリット

和室の窓には障子のイメージがありますが、実はカーテンをつけるとメリットがたくさんあります。なかでも注目したい3つのメリットについて、以下で詳しく見ていきましょう。

【メリットその①】遮光性

和室の窓にカーテンをつけると、外からの光をコントロールしやすくなります。

もちろん、障子にも外からの光を和らげる効果がありますが、遮光性はカーテンに比べると劣ります。実際に、障子の窓では日中の光がまぶしく感じられたり、紫外線によって畳が色あせてしまったりと、デメリットを感じている方もいるのではないでしょうか。

そのため、朝日や西日がきつい場合や和室を寝室にしている場合には、障子ではなくカーテンが最適です。なかでも遮光カーテンやUVカット効果のあるカーテンを選ぶことで、紫外線による畳の日焼けをある程度防止できます。

また、プライバシー面においてもカーテンのほうがおすすめです。たとえば、和室の窓が道路に面しているケースを想定する場合、障子では夜に外から室内の様子が見えてしまう恐れがあります。

しかし、遮光性の高いカーテンをつければ、人影が映るリスクをぐんと抑えられます。このように、紫外線対策をしたい方やプライバシーを気にせずに過ごしたい方は、ぜひ和室にカーテンを取り入れるとよいでしょう。

【メリットその②】デザイン性

デザイン性の豊かさも、カーテンならではの魅力です。色・柄・素材・形状においてカーテンにはさまざまな種類があり、豊富な選択肢の中から選ぶ楽しみがあります。

また、お部屋や家全体の雰囲気を統一しやすい点も、カーテンの魅力です。「和室×障子」で完全な和の空間に仕上げることももちろん素敵ですが、「和室×カーテン」でほかの洋室と調和させることで、家全体のインテリアがバランス良く仕上がります。

特に、近年ではリビング続きなど間仕切りのない畳スペースが増えており、和の要素が強い障子では空間が上手にまとまりません。しかし、カーテンなら洋室と和室をつなぐポイントになり、空間に統一感が生まれます。

そうとはいえ、和室にどのようなカーテンをつけたらいいのかお悩みの方もいるかもしれません。そこで、以下では和室に合うカーテンの色や模様について解説いたします。

和室の多くは、木・竹・畳・和紙などの自然素材で構成されています。そのため、カーテンの色にはそれらの素材と同系色であるベージュ・モスグリーン・ブラウンなどのアースカラーやナチュラルカラーを選ぶと、落ち着いた和室の雰囲気になじみやすいでしょう。

また、アースカラーやナチュラルカラーには、緊張感を和らげたり心を落ち着かせたりする効果があるといわれています。居心地のよい和室空間に仕上げるために、色の持つ効果も意識しながらカーテンを選ぶことも大切なポイントです。

模様

和室のカーテンの柄は、シンプルな無地のタイプがおすすめです。特に、ナチュラルなシワ感のあるリネン素材のカーテンや、やさしい風合いのコットン素材のカーテンは、和の雰囲気にしっくりとなじみます。

もしも個性的な雰囲気にしたい場合には、オレンジやエンジなどの明るい色味を取り入れたり、植物柄などの控えめな模様が入ったカーテンを選んだりしてもよいでしょう。

ちなみに、WARDROBE sangetsuでは和室の雰囲気に合うカーテンを多数お取り扱いしております。以下では、特におすすめのカーテンを3点ピックアップしました。

オウミノアサ生成 ベージュ/ドレープカーテン

琵琶湖周辺の湖東地域で作られる「近江の麻」で織られた、上質なリネンカーテン。ナチュラルな生成の質感は洋室にも和室にもマッチし、お部屋にやわらかさを与えます。

アッシュリネン オフホワイト/ドレープカーテン

やわらかな肌触りやナチュラルなシワ感を楽しめる、リネン100%のカーテン。アッシュがかったオフホワイトは和室と相性がよく、お部屋に清潔感と心地よさがプラスされます。

シルフィハーモニー ホワイト/レースカーテン

きめ細かなレースの透け感が美しい、コットン100%のレースカーテン。シンプルなデザインのため和室の空間にもなじみやすく、ホッと心が安らぐ空間を演出できます。

【メリットその③】実用性

カーテンは障子のように張り替える必要がなく、実用性が高い点も大きな魅力です。

特に小さな子どもや犬・猫などペットがいるご家庭では、障子が破れて張り替える頻度が多い傾向にあります。また、障子に使われている和紙は変色しやすいため、きれいな状態を保つためにはこまめなメンテナンスが必要です。

それに対してカーテンは、障子のように簡単に破れる恐れがありません。もしも汚れたら、取り外して洗うことで気軽に清潔さをキープできます。

プリーツスクリーンやブラインド、ロールスクリーンなどもおすすめ

和室はシンプルな空間のため、ドレープたっぷりのタイプなどボリュームがあるカーテンは避けるほうが無難です。その点においては、通常のカーテン以外にもプリーツスクリーンやブラインド、ロールスクリーンといったカーテンスタイルもおすすめします。

プリーツスクリーン

ジャバラ状の生地を折りたたむように上下に開閉し、採光を調整できるタイプ。さまざまな素材のものがありますが、なかでも和紙のような風合いを持つ不織布のプリーツスクリーンは和室に最適です。

和紙のような程よい透け感と生地の立体感が特徴的で、光と影のコントラストを演出できます。和室の窓の目隠しとしてはもちろん、リビング続きの和室の場合は間仕切りとしても使いやすいでしょう。

ブラインド

洋風なイメージがあるブラインドですが、選ぶ色や素材によっては和室にもマッチします。

おすすめは、落ち着いた色味のタイプや木製・竹製など自然素材のタイプ。落ち着いた和室の雰囲気になじみやすく、光の量をコントロールして快適な空間創りを実現できます。

ロールスクリーン/シェード

ロールスクリーンやシェードは、布を折りたたみながら上下に昇降させて、採光を調節できるタイプです。経木すだれや麻などの天然素材が多く使われており、和室に合うタイプを気軽に見つけられます。

また、カーテンを使わない時間帯は上まで巻き上げてコンパクトにおさめられるため、和室の雰囲気を邪魔することなく使いやすいでしょう。そのうえ生地がもたつかずにすっきりと使えるので、和室の小さな小窓にもおすすめです。

和室にカーテンをつける際の注意点

ぜひ和室にカーテンを取り入れたいところですが、まずは和室の窓にカーテンレールがついているかを確認することが大切です。

実は障子のある一般的な和室の窓には、カーテンレールが設置されていないケースがほとんどです。そのため、障子を外してカーテンに替える際は、第一にカーテンレールを取り付ける必要があります。

カーテンレールを取り付ける工程は以下の3ステップです。

  1. レールが取り付けられる下地かどうかを確認

    壁をコンコンと叩き、軽い音がする場所は下地無し、少し鈍い音がすれば下地有りと判断できます。
  2. ブラケットを取り付ける

    ※必ず下地がある場所に取り付けましょう。

    ブラケット(カーテンレールを固定する留め金)の取り付け高さは、窓枠外側より10~20cm程度上部に。
    横の位置は、カーテンレールの端から5~15cm内側におさまるように取り付けるのがおすすめです。また、ブラケットが3個以上の場合は、等間隔になるように取り付けましょう。
  3. レールを取り付ける

    ランナー(フックを取り付ける部品)は、フックの数に合わせてレールに取り付けます。このとき、エンドランナーを両端に入れましょう。その後キャップを取り付けて、レールをブラケットに固定したら完成です。

カーテンレールを取り付ける上で大切なのは、窓のサイズに適したサイズのレールを選ぶことです。作業としては比較的簡単なためDIYでも取り付け可能ですが、作業に不安を感じる場合はカーテンレールと取り付けてくれる業者に依頼することをおすすめします。

もしも壁に穴を開けられない賃貸物件であれば、突っ張り棒タイプのレールを活用するとよいでしょう。ただし、カーテンの重さによっては落下する恐れがあるため注意が必要です。

和室にカーテンを取り入れて新しいスタイルを楽しもう

和室には、機能性やデザイン性、実用性を兼ね備えたカーテンを取り付けましょう。それらのポイントに注目して選ぶことで、和の空間をよりおしゃれに、そして快適に利用できます。

ただし、もともとカーテンレールが設置されていない和室もあるため、ここでご紹介した注意点を参考にしっかりと下準備を行うことが大切です。

ぜひ和の雰囲気になじむカーテンを見つけて、和室の新しいスタイルを楽しみましょう。

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