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生成り色とは? 色の特徴や意味について解説


「カーテンは、飽きずに長く使える色を選びたい」

そうお考えの方には、生成り(きなり)色のカーテンがおすすめです。素材そのものの自然な色合いを楽しめる色味のため、飽きることなくお使いいただけます。

そうとはいえ、生成り色とはどのような色なのか、ご存知ない方もいるのではないでしょうか。また、アイボリーやオフホワイトと混同されている方も少なくないでしょう。

そこで、今回は生成り色の特徴や性質を詳しく解説します。カーテンカラーに取り入れるメリットや、ほかの色との相性についても必見です。

ぜひ生成り色の魅力を知り、カーテン選びにお役立てください。

生成り色とは

生成り色とは、漂白あるいは染色される前の「素材そのものの色」のことをいいます。

具体的には、ほんの少し黄色がかった白色です。アイボリーやオフホワイトと混同されるケースが多いですが、実はまったく別の色であることを覚えておきましょう。

ちなみに、フランスや英語では「エクリュ(ecru)カラー」といいます。最近ではこの呼び方が日本でも浸透してきており、ナチュラルな雰囲気を好む方の間で注目を集めています。

アイボリーやオフホワイトとは何が違う?

「黄色がかった白色」というと、ほかにもアイボリーやオフホワイトなどのカラーが思い浮かびます。それらの色と生成り色とはどのように違うのか、以下で確認しておきましょう。

アイボリーの特徴

淡く黄色がかった白色で、生成り色よりも黄色味が強く出ています。「象牙色」とも呼ばれ、中国語でも同様の表記です。

オフホワイトの特徴

わずかに灰色または黄色がかった白色です。一見するとよく似ていますが、生成り色よりも明度が低い点が異なります。

こうして比較してみると、生成り色は上記のカラーよりも白色の要素が強く、明るい色味であることがわかります。ただし、生成り色は素材そのものが持つ色味であるため、なかにはベージュがかった色や黄色寄りの白色などもあります。

本来の生成りの意味

実は、もともと生成りは色を表すワードではありません。本来は漂白あるいは染色をしていない布地や糸のことを指し、いつしかそのような素材の色味が「生成り色」と呼ばれるようになりました。

生成りの生地には漂白や染める作業が行われていないことから、地球環境にやさしい素材として注目されています。具体的にはコットンやリネンなどの天然素材の生地が多く、自然な風合いと肌触りの良さが大きな魅力です。

生成り色のカーテンの取り入れ方

ほかの色には見られないナチュラルな表情を楽しめる生成り色は、カーテンカラーとしても大変人気です。以下で、生成り色と相性が良いカラーやマッチするお部屋のタイプ、さらにはWARDROBE sangetsuで取り扱っている生成りのカーテンをご紹介します。

生成り色と相性が良い色とは

ナチュラルカラーともいわれる生成り色は、ベーシックな色味のため飽きにくく、年齢や性別を問わずに好まれる傾向があります。濃い色や白色、柄物などに上手に溶け込み、どのような色にも合わせやすいでしょう。

そのため、生成り色はお部屋のなかで大きな面積を占めるカーテンにこそ取り入れたいカラーです。壁や床、ほかの家具などの色にしっくりとなじみ、まとまりのある空間に仕上がります。

また、一般的な壁紙のなかには生成り色に近いカラーも多く、その点においても生成り色を選ぶメリットがあります。トーンや色合いが似ているカラーを合わせることで、お部屋が広く感じられるでしょう。

生成り色のカーテンがおすすめのお部屋は?

天然素材を使用した生成りのカーテンは、さまざまなタイプのお部屋にマッチします。ナチュラルな風合いが土や木目を連想させるため、落ち着いた雰囲気のお部屋に仕上がります。

そこで、お部屋のタイプ別に生成りカーテンの取り入れ方を見ていきましょう。

リビング

人が集まることが多いリビングは、心地よい空間に仕上げたいものです。

リビングは、白やアイボリー、または生成り色に近いカラーの壁紙に、ベージュやブラウンなどの床や家具を合わせるケースが多く見られます。そのような空間に生成り色カーテンを選ぶと統一感が生まれ、落ち着きのある雰囲気を演出できるでしょう。

ただし、生成り色を使いすぎると、ぼやけた印象を与えます。クッションや小物類にアクセントとなる色味を取り入れて、メリハリのある空間に仕上げることが大切です。

寝室

寝室は、一日の疲れを癒して明日への活力を補う大切な場所です。生成り色には気分をリラックスさせる効果があるため、ぜひ寝室のカーテンに取り入れてみてはいかがでしょうか。

興奮作用があるビビッドな色合いは寝室には不向きで、お部屋を狭く見せるデメリットもあるため注意しましょう。

子ども部屋

おもちゃや絵本などカラフルな色が多い子ども部屋にも、淡い生成りのカーテンがマッチします。やわらかい素材感が安らぎを与えてくれて、お子さまの健やかな成長を大きくサポートしてくれるでしょう。

また、生成りは天然素材で身体にやさしい点も、子ども部屋におすすめしたい魅力です。デリケートな肌のお子さまにも安心してお使いいただけます。

和室

生成り色のカーテンは、和室の窓にもぴったりです。自然そのものの色味なので、和室の雰囲気に絶妙にマッチします。

そうとはいえ、一般的には「和室=障子」のイメージがあり、和室にカーテンは似合わないとお考えの方がいるかもしれません。しかし、遮光性や保温性に優れるカーテンも多くあり、近年は和室にカーテンを合わせる方が増えてきています。

もちろん、和室の雰囲気に似合わないビビッドな色味や、スタイリッシュなデザインのカーテンは不向きです。天然素材である生成りであれば畳の風合いに調和し、違和感なくお使いいただけるでしょう。

近江の麻(オウミノアサ)を使用したカーテンの魅力

上記写真のカーテンはこちら

WARDROBE sangetsuでご提供している生成りのカーテンには、「近江の麻(オウミノアサ)」が使用されています。

近江の麻(オウミノアサ)とは、滋賀県の湖東地域で作られている日本有数の麻ブランドのこと。江戸時代から、「越後縮」や「奈良晒」にならぶ上質な麻織物として大切に扱われてきました。

そのような古き良き伝統を持つ「近江の麻(オウミノアサ)生成」が使用されたカーテンには、素材本来の色と質感がそのまま表現されています。生成り特有のナチュラルなシワ感や透け感が、安らぎある空間を演出してくれるでしょう。

また、吸湿性や保温性があり、汚れにも比較的強いことから、シーズンを問わず、美しい状態で長くお使いいただける点も大きな魅力です。

カーテンの色で悩んだときは「生成り色」をチョイス

カーテンの色選びで悩んだら、生成り色をセレクトしてみてはいかがでしょうか。どのような色とも相性が良く、選んで失敗することが少ないおすすめのカラーです。

また、お部屋のタイプも選ばず、さまざまなタイプのお部屋にしっくりとなじみます。ベージュやアイボリーとは一味違う、天然素材そのものの風合いや色味を楽しめる点も魅力です。

ぜひエクリュカラーのカーテンを取り入れて、ほっと安らぐ空間創りを実現させましょう。

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